3月20日にバッハのマタイ受難曲演奏会に参加できることになった。全ての練習には出られないので躊躇していたら、淡野弓子さんにドンと背中を押していただいた。30日が練習初日。
練習の前に何か聴いておこうと思い、リヒターのミュンヘン・バッハのCDをかけながら、かつてライプチヒで買ったスコアを見ていたら涙が出た。この曲がボクを音楽に引き止めてくれていたのだと思う。
楽器をやり始めてからずっと、やりたい曲ランキング不動のNo.1だったのがこの曲だ。人類が到達した音による建築の頂点だと思っている。どのぐらいの高みなのか、今回分かるだろうか。