東京タワー

事務所が、同じビルの７階から１１階に移動。このフロアからは東京タワーを足下から先っぽまで同時に望める。

エッフェル塔を一方的にライバル視しながらの計画だった。竣工120年のあちらと、満50歳のこちらとを比較すると面白い。

似たような輪郭で似たようなサイズの両者。決定的に違うのは、あちらは下をくぐれるけど、こちらは真下にビルがはまり込んでいる事。鉄骨量を半減してあちらより高い塔を建てようと言う意気込みで構造家・内藤多仲が奮闘。その目標を達成したのは良かったけれど、軽すぎて足下に「おもし」がないと風で飛んでしまう。そこで5階建ての「おもし」を作り、中に蝋人形館や水族館、トリックアート美術館や土産物屋、おまけにコンビニまで詰め込んでしまった。