紫陽花
この時期になると、井の頭線の線路沿いには、紫陽花の花が大量に咲き始める。「ああ、うっとーしー梅雨が、またやって来るわい。」
紫陽花がどうも好きになれない。大きな花かと思ってよく見ると、ちっちゃい花みたいなものが肩寄せ合って花みたいなふりをしている。枯れ始めると茎にぶら下がったまま、いつまでも醜態をさらし続ける。しかも、食べると毒があるらしい。
紫陽花を取り巻くじめじめどろどろした隷属的でいじましい感じが嫌だったに違いない。清少納言も紫陽花を黙殺している。エライッ!
2009年6月5日金曜日