バレたらどうする

 


ARATANIURANO @新富町の西野達展。


普段見慣れてる筈の物体、あるいは物体を組み合わせたモノが、有り得ない置かれ方をする事によって、空間を揺さぶる。いわゆる「異化作用」なのかもしれないが、彼の作品のすごさは、そんな小難しい事よりも、それを体験すると横隔膜を揺さぶって「笑っちゃう」ところにある。「笑い」が、異化作用の引金になって、濃いアート体験をもたらす。


今回の展示は、これまでの伸びやかなばかばかしさが、今ひとつ出てなかったような気がする。ギャラリーサイズと扱うオブジェのスケールが近似していて、「あり得ない感」が足りない。次作への期待が盛り上がる。


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2009年6月3日水曜日

 
 

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