銀塩写真の魅力@ときの忘れもの
銀塩写真の魅力@ときの忘れもの
土曜日、写真評論家の飯沢耕太郎さんがギャラリートークをすると言うので出かけてみた。
アートは、それをつくる人/見る人/買う人/売る人/評価する人が周囲を何重にも取り巻いている。特に、売買の対象になり易い写真や版画などの比較的小さい平面作品の「市場」は、個人コレクターも活躍し、賑やかなことになっているようだ。
飯沢さんの話。前半部分は、その市場にどう関わるかという「投資コンサル」的な話にも聞こえたが、後半はコレクターの立場からの嗜好の話。論理を越えた好みの話は、理屈抜きで楽しめる。
歴史的に比較的若い写真という表現は、銀塩の時代に一つの頂点を迎えたかに見えたが、多様な技術的変化を飲み込み、まだまだ大きく変容し続けているようだ。
会場で出会った方々のお話は、ライブでアートに関わっている臨場感に満ちていて、刺激になった。またお目にかかりたい人たちばかり。
2009年6月22日月曜日