椅子
電車で座ることになると、各社の椅子の設計の違いにしばしば驚かされる。見てるうちはその違いに気づかないのだけど、座る瞬間に「おっ!」。ちょっとした座面の高さ、奥行き、背もたれの勾配、クッションの強さ等、一瞬にしてその違いに体が反応する。
中国には長い椅子の歴史があるけど、日本は朝鮮半島とともに、椅子が普及しなかった世界的にも珍しい地域だ。椅子が入って来て未だ150年ぐらいしか経っていない。そもそも、幕末まで、家具らしいものがほとんど無かったと言ってもいいだろう。
ヨーロッパでは、どこでどんな椅子に座っても、かなりの確率で座り心地がいい。椅子の歴史5000年、恐るべし。中国ではどうなんだろう?
(写真はツタンカーメンの椅子)
2009年5月26日火曜日