を訪ねる。「折形」は、贈り物を紙で包む時の折り方の作法。小冊子を求め、帰ってから早速型紙を作ってみた。
幾何学好きとしては、相当面白い。ミウラ折りを引き合いに出すまでもなく、現代日本の折り紙技術は世界最先端の筈だけど、室町に確立した伝統的な折形も、極めてモダンでシャープな幾何学だ。型紙を作っていると、かつて学んだ幾何の証明の世界がよみがえる。
幾何学は、古代オリエント〜エジプト〜ギリシャを通じて、建築・土木技術と密接なつながりを持ちながら発展して来た。日本の建築家たるもの、折形にも最大限の敬意を払いたい。