イル・マーレ
先日、テレビでアメリカ映画「イル・マーレ」を見(てしまっ)たので、ついでに評判の良かった本家の韓国映画「イル・マーレ」も見てみる。
郵便ポストを介しての時間差文通という脚本の基本的な枠組みは同じなのだが、映像処理のレベルが天と地のように開いていて、圧倒的に韓国の勝ち。
チョン・ジヒョンが好きなので、俳優陣も韓国の勝ち。
時間を超えるのは人類の夢ではあるけど、実際の脚本にしてしまうと、いろんなところで論理破綻をきたしている気がする。映像の美しさと俳優の魅力がその論理破綻に勝っている韓国版「イル・マーレ」は、かろうじて映画として踏みとどまっているのかもしれない。
2009年4月30日木曜日