たまきはる

 


斎藤茂吉の「万葉秀歌」。


実にいいなあ。染み渡るように歌の感動を共有出来る。


しかも最初の 中皇命(なかちすめらみこと) の歌


たまきはる宇智の大野に馬並めて

朝踏ますらむその草深ぬ


「大野(オホヌ)の歌」と勝手に決めて暗唱、ご満悦。


こう書いてみて気づいたのだが、日本の歌は縦書きじゃないと座りが悪いなあ。首や眼球が左右に動くと、じっくり染込んで行く気がしない。「イヤイヤ」をしている動きになるからか。人間、左右対称に出来てるから、縦軸に添った上下の流れを好むのか。「ウンウン」の動きだし。


アルファベットのような横書き文字を使う人たちは、どうなんだろう?

 

2009年4月28日火曜日

 
 

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