世襲
世襲が話題になっている。
日本には創業100年以上の老舗や企業が10万件以上あると言う。血族にこだわらず、能力のある人を養子に入れたところが長持ちする傾向もあるらしい。
色川武大によれば、極道の機構も似てるらしい。親分は自分の子分の中から一家を繁栄させてくれそうな人を選んで後継ぎにする。彼は、「若」と呼ばれて親分の実子より格上。そして、若の子分が次の世代の主流派になるという。
父イサクは、その長子エサウを後継ぎとせず、弟ヤコブを後継者に指名した。優秀な遺伝子を選ぼうとするのは砂漠の民の、生き延び、繁栄するるための知恵だろう。
さて、この国の選択はいかに。
2009年4月27日月曜日