堀口捨己
先週訪ねた明治大学の駿河台キャンパスには、堀口捨己が設計した図書館や校舎があったのだが、今は高層オフィスのような外観になってしまっている。設計・日建設計。
建築の内容は外観にも現れる。現れるのは文化レベルといってもいいだろう。バレるのが経済力のみではないのが面白いところでもあり、残酷なところでもある。さらにスケールを広げると「ポチョムキンの都市」(アドルフ・ロース)を引き合いに出すまでも無く、都市風景はその都市・その国の内実を正確に映し出す。
住宅の場合も、もちろん同じ。
2009年10月25日日曜日