ヴァレリー

 


ポール・ヴァレリーのラブレターが公開されたらしい。慶應の図書館がコレクションしてるもので、ようやく遺族が公開に同意したようだ。


死の1945年に愛人宛に出された便箋には、人魚に向かって船上から海に飛び込む男が版画で刷られている。


建築の領域にも今だ影響を与え続けているので、ボクなどでも彼の著作を翻訳で読む機会は少なくない。今までのヴァレリーの印象は、「女性よりも知性!」だったのだが、その2つが本人の中で矛盾せず同居していたのだとすれば、喜ばしいことだ。


美しい人よ

これが我々のモデルです

そしてこの小舟を

私の一途な指は置きたいのです

貴女の肌の上にまで

 

2009年10月1日木曜日

 
 

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