エジプト7
エジプト7
0316
HILTON のSPAなるものを予約して、昼から6時間過ごすことにした。何のことは無い、スーパー銭湯みたいなもんだ。3種のサウナに休憩室、プール的なサイズのジャグジー。黒い紙パンみたいなものを借りて、指示通り部屋を移動していく。頻繁に水が供される。一緒に入っていた太っちょと話してみる。アレキサンドリアに住むQatar National Bankのマネージャー。彼も日帰りでの利用。ジャグジーサイドで本を読んだり、ゆるゆる時間を使っても、2時間しか経ってない。プールサイドで軽く食べながら読書を続けることにした。
この「軽く食べながら」というのがマズかった。お腹の具合が数日前からそれ程良くなかったのでアラブ的なこってりを避け、クラブハウスサンドイッチにしてみたのだが、これが当たった。
プールサイドでノロノロ過ごした後、いよいよ具合は急降下。運転手にホテルまで送り届けてもらった直後、部屋に着いた途端に吐いた。それからは、これまでの人生にもあまり無いほどの苦しい夜。7時ぐらいにベッドに入るものの、腸のあたりが痛くて眠れない。食中毒?なのだろうか。12時間以上苦しみ、辛い朝を迎える。休日の土曜で良かった。
0317
昨夜はずっと腹痛で寝た気がしなかったが、起きてみたら起きられそうだ。そのまま洗濯をすることにする。菊地先生の住むH棟まで溜まりに溜まった洗濯物を担いで行くと、洗濯機6台のうち、1台は故障、1台は使用中、4台空いている。気が引けたが二台使いで一気に終わらせることにした。一旦部屋に戻ってまた休もうかとしていたら、ここに住んでいる日本人が声をかけて来た。「設計事務所の方ですよね。菊地先生から伺っています。」
少し立ち話。石原さんは日本語の教師としてE-JUSTに勤めていらっしゃる。新日鉄エンジニアリングを退職された後、この職を得たとのこと。彼の使っている教科書は、もしかして芝原さんの作った教材『まるごと日本のことばと文化』を使っているのでは、と訊ねたところ、どうもそうらしい。思わぬところでつながるものですね。
しばらくして洗濯が終わり部屋干にしたら、ようやく少し小腹が空いてきたので、サトウのご飯でお粥を作り、塩味にして半分ほど食べる。夜は醤油でまた半分。
古川日出男の『アラビアの夜の種族』読了。奇を衒い過ぎ。
0318
日曜日は定例。現場を見て、見たくもない間違いを発見し、その後、PMU、軍、MZECHとの打合せ。ようやく工程表みたいなものが出てきた。
帰ってビールも飲まずにまずラーメン。トルストイを読みながら、9時ぐらいにサトウのご飯+レトルトカレー。11時就寝。果たして、今日は眠れるか?
2018年3月16日金曜日