馬酔木?ニセアカシア?
馬酔木?ニセアカシア?
遠くからチラ見ただけで軽率にも「馬酔木の大木」などと5/13のdaysにエラそうに書いてしまったけれど、樹種について全く確信が持てない。これまで知ってる馬酔木は樹高1mぐらいの可愛いやつだった。調べたら馬酔木は早春3月に花をつけ、高くても4m程度の樹高なのだった。あの大きなやつは馬酔木じゃないかも、、、じゃあ何なんだ?
自慢できることではないが、植物の名をまるで知らない。興味が無かったのか、記憶力に問題があったのか、自然環境に親しんでなかったのか、やたらと詳しかった母に対する抵抗だったのか、いずれにしても立派な無知である。
都心で活動する多くの建築家はボクと症状が似て、植物関係が不自由な人だと思っていて間違いない。大規模な計画をする時には専門の造園家/ランドスケープアーキテクトらに仕事を任せ、住宅を計画する場合は大抵敷地が狭すぎてまともな造園をする余地もない。屋上緑化は一時流行ったものの、手入れをしない荒れ放題の屋上は砂や落葉を撒き散らし、周囲から疎まれているのが実状だ。おまけに屋上緑化に適する植物は、ほんの数種類だと云っても良いだろう。東京で「花」と云えば、花屋に並ぶ値札付の切り花のことだ。
ここは一念発起して、少なくとも栖の周囲にある植物の名前ぐらいは覚えたい。毎日近所で出会う植物に対し、このままでは礼を失するからだ。まず件の木について名前を確定することを目標にしよう。もしかしたらあいつはニセアカシアかな?「ニセ」って何なんだ?
長い道のりになりそうだ。
2017年5月17日水曜日