アドヴェント第1日曜日

 


クリスマスツリーの飾り付けは先週終わり、Tさん作のアドヴェントクランツも届いた。アドヴェント第一日曜日。アドヴェント(Adventus羅)はクリスマス=降誕を待つ約4週間を指す言葉で、待降節ともいう。西方教会の暦はこの日から一年が始まる。あけましておめでとうございます。


初めてアドヴェントの礼拝直後にSDGを開演したのは5年前だった。土日の夕刻では聴きに来られない教会員のためでもあるし、シュッツの宗教曲やバッハの教会カンタータに参加する演奏家たちが、音楽の源泉たる信仰の現場に触れてもらいたいという祈りを込めての新機軸である。ゲネプロ無しでいきなり本番なのでウォーミングアップのできない演奏者にとっては細かい事故は仕方が無いが、暦の最初に相応しい企画だと感じている。


プログラムは下記。


▶H.シュッツ

《カンツィオネス・サクレ》作品4より

第29番 <歌え、主に向かいて新しき歌を>

SWV81

▶J.S.バッハ

カンタータ62番 <いざ来ませ、異邦人の救い主>

(待降節第1日曜日のためのカンタータ)

BWV62

▶H.シュッツ《宗教合唱曲集》 作品11より

第12番 <神はそれほどまでに世を愛された> SWV380


今日はWオケ時代の後輩Kも足を運んでくれた。次回は楽器持参でどうぞ。


帰宅後、落葉したコブシの枝先に小さい蕾が満遍なくついているのを見つける。冬の中の春。闇の中の光。

 

2017年12月3日日曜日

 
 

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