Cairo 1

 


レオ様が熊に襲われる話、吉永小百合が長崎原爆で息子を失う話、車で暮らすホームレス婆さんの話、飛んだり跳ねたり波乗りしたりのエクストリームな連中とFBI捜査官の話。


朝カイロ着、快晴。朝到着すると、徹夜状態でそのまま打合せに突入するかのような過酷な一日になる。おまけに昼食は大体抜き。外食は時間が勿体無いし、デリバリーにも飽きた。


これまでのカイロ出張で最も早い終業である。睡魔に襲われ意識不明寸前で5時に打合せを切り上げ、ホテルに戻り改装なったバーでハイネケンの生。新しく設置された巨大モニターの中でイタリアのスポーツチャンネル。シンクロの水着女性が笑顔で泳いでいるのを見て目が覚める。ムスリムの国で刺激強すぎるんじゃないかとも思うがどうだろう。


カイロのバーは、飲酒が禁止されていないコプトの人や、飲酒がタブーとなっている諸外国からの観光客で溢れている。国際的なホテルの場合はラマダンの時期以外は大概飲酒に制限はない。バーではなくレストランでも表向き酒は無いことになっているが、別冊のドリンクメニューが用意されていることが多い。ラマダンの時には食事のメニューだけ出せば体裁が整うからだ。


夜は何を頼んでも同じ味の中華料理へ。

 

2016年5月9日月曜日

 
 

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