エクソダス
エクソダス
『エクソダス 神と王』
物語の王道、出エジプトの映画化。脚本は原典の聖書にかなり手を加えてあり、アロンがほとんどしゃべらずモーセが饒舌なのも違和感があったが、欧米の人たちにとっては分かりきったあらすじの『忠臣蔵』を見るような感じなのだから、多少の改変はどうってことないのだろう。だが、時代考証などの不正確さにイチャモンがつけられ、エジプトとモロッコでは上映禁止になっているようだ。日本ではそれも一種の宣伝文句。
映画を見ながら「ファラオ軍と戦うために戦闘訓練をするヘブライ人はISISに見えるのではないか?」「割れた海に飲み込まれるシーンは311の津波を想起させるのではないか?」など妙なことを連想してしまう。
現実は映画のスペクタクルを超えている。
「夫婦50割引」を初めて使った。「カップルのうち片方が50歳越えだと料金2人で2200円」というサービス。うれしいやら、悲しいやら。
2015年2月11日水曜日