40年後の再会

 


幼なじみのまぁちゃん、みっちゃん、ちえちゃんと久し振りに会えた。久し振りといっても、普通の久し振りじゃない。みっちゃんは「こーちゃんと最後に会ったのは、声変わりする前だったと思う。」とか言ってる。40年にもなろうかという久し振りなのだった。互いを何と呼べばいいのか少し躊躇したが、昔のままの呼び方以外に考えつかない。オジサンオバサンがお互いのことをチャン付けで呼び合う、傍から見たら不気味な光景だったろう。あのセーコちゃんもいつまでたってもセーコちゃんって呼ばれてるんだから許してね。


40年というのは、モーセに率いられてエジプトを脱出した民がシナイの荒野で彷徨っていた年数である。40年間、神はマナを与え続け、乳と蜜の流れる地に民を導いた。


イスラエルの人々は、人の住んでいる土地に着くまで40年にわたってこのマナを食べた。

(出エ16:35)


それぞれが彷徨い始めて幾星霜、いろんなことがあった筈だ。40年後に再び同じ場所で相見えることが出来たのは、一方的に与えられ続けたマナを少しづつ、しかし継続して食べていたからだと思わざるを得ない。


わたしは、天から降って来た生きたパンである。(ヨハ6:51)

 

2015年11月3日火曜日

 
 

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