北京空港着、電車で宿へ。移動の電車内で池澤夏樹『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』読了。あとがきを読んで秋吉輝雄が亡くなっていたことを知る。池澤夏樹と縁戚関係があったことも初めて知った。世界はボクの知らないことで出来ている。

ホテルでFと落ち合う。彼はボクと入れ替わりで明日から日本だ。

翌日の昼食は歩いて名物・老北京炸醤麺へ。生ニンニクを齧りながら麺をかき込むと、北京に来た実感が滲み出して来る。羊油麻豆腐というのを初めて食べた。好きな味だ。似ているものがあるとすれば、トルコのフマスかな。世界はボクの知らないものを食べている。

帰り道、オランダ大使館を柵の外から眺める。建物は建築大国オランダとしては、つい流行に流されてしまった感が否めないが、柵は良くデザインされている。