8月8日は、台湾ではパパの日。
台湾・宜蘭(イーラン)に来た。象設計集団の宜蘭縣庁舎(1997)を見る。亜熱帯の気候特性への対応が明快な建築で、気持ちがいい。庭にある池のほとりにはサギが佇んでいる。徹底した泥臭い材料の使用。大地への敬意。設計の意志が力強く実現している。
僕らの学生時代は、早稲田に来ても吉坂隆正は既に鬼籍の人であった。彼のDNAを引継ぐこの設計集団が、ちょうど大きな仕事を相次いで発表していた時期で、彼らの仕事を通して吉坂の気配を感じていたと云っても良いだろう。
ある同級生から「お前は象に行け」と言われていたことを思い出した。