祈りとドラマの邂逅
祈りとドラマの邂逅
もう先週土曜のことになってしまったが、小家一彦さん率いるアンサンブル・ビクトリアのコンサート「祈りとドラマの邂逅~カリッシミのミサ曲とオラトリオ~」@本郷教会を聴く。
ジャコモ・カリッシミ(1605?-1674)の曲を初めて聴いたかも知れない。だが、彼の作曲はその後の作曲家に与えた影響が大きく、初めて聴いた曲とは思えない程、親しみを持って接することが出来た。その親しさは、演奏者たちの丁寧な準備の賜物でもあろう。石井賢さん所有の北イタリアバロック様式オルガンの明るい音が、相応しく曲と声に寄り添っている。
宗教曲の演奏会を聴く度に感じること。この会堂に集う演奏者/客のうち何人がクリスチャンなのだろうか。CREDO(信仰告白)を信仰と切り離し音楽としてのみ演奏するのであれば、ほとんど滑稽でもある。だが神はそんなことを愚痴るようなケチ臭い方ではなかろう。誰であれ、その信仰告白に立ち会い、教会に集うものは、既に大きな祝福の計画に組み込まれているのだろう。それに気付くかどうかが、無言のまま個々人に問われているということではないか。
それはともかくも、教会に多くの人が集っているのに立ち会うのは気持ちがいい。普段のSDGのことを思う。
2012年8月10日金曜日