菊地先生

 


1986年、2月から3月にかけて、ワセオケのヨーロッパ演奏旅行に参加した。4年生になる前の春休みを使った42日間、当時の「東側」も含めた20都市での公演はかけがえの無い貴重な記憶になっている。建築を志す学生としてヨーロッパに初めて上陸し、街を歩き、名だたるコンサートホールを表から裏から体験出来たのも得難いことだった。


のはいいが、右も左も西も東も分からない168名の学生は、未だ大っぴらに出来ない様々な事件・事故を次々と起こし、随行してくださった顧問の教授はじめ関係者の方々には果てしなくご迷惑を掛け続け、無事全員日本に帰って来られたのはほとんど奇跡であったと、今になっても思う。我々の命の恩人、お世話になった随行顧問は、当時40代半ばの文化人類学者・菊地靖教授だった。


菊地先生には卒業後四半世紀以上経った今も、何かとお世話になり続けている。


土曜。去年に引き続き菊地先生お住まいのマンションに呼んでいただいて、秋晴れの晴天の下、パティオでの屋外ミニコンサートと相成った。一緒に演奏旅行に行った仲間のうち弦楽器5人で、モーツアルトやマンチーニ。去年と比べるとお集りの方々にも、より楽しんでいただけたようだ。もちろん我らも楽しめた。今も変わらずおつきあいをしてくださっている幸せに感謝。

 

2012年10月14日日曜日

 
 

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