写真展
写真展
台風の間隙を縫い写真展3連発のハシゴ@恵比寿。
1:東京ポートレイト(鬼海弘雄)@写真美術館:浅草寺で見かけた人々を40年近くにわたってほとんど同じフォーマットで撮り続けた仕事、それに人物を排除した東京の「街のポートレート」を加えた写真家人生の集大成とも呼べる展示。圧倒された。作者は当初意識していなかっただろうが、去り行く銀塩へのオマージュとも見える。
2:昭和史のかたち(江成常夫)@写真美術館:昭和の戦争と負の遺産を撮り続けてきた写真家の、強いメッセージ性のある写真の展示。これは、銀塩だろうがデジタルだろうが、語りかけてくる内容はぶれない。
3:Picture, Photography and Beyond(原久路 )@NADiff:「バルテュス絵画の考察」シリーズについて、作家ご本人のアーティストトーク。バルテュスの絵画を写真で再構成する試み。銀塩とデジタルの境界を往ったり来たり。森村某との近似と相違、人のフンドシで相撲をとることについて、など考える。
感想は3種3様。
1:写真集を眺めたい。
2:展覧会に行きたい。
3:額装して飾りたい。
2011年9月5日月曜日