夢

 


珍しく横になってから眠るまで結構時間がかかった。いつもは5秒ぐらいだが昨夜は10秒ぐらいかかってしまった。その所為かどうかは不明だが、今朝は起きた時に普段はほとんど無い夢の記憶が残っていた。桜の蕾が高速で開いていく映像。ストーリーは全く思い出せないが、薄ピンクの花弁が弾けるように一つ一つ開いていく。フロイトさんに伝えたらとてつもなくエロチックなことを言われそうなので、ここはヨセフさんに夢判断してもらいたい。


聖書にはいろんなヨセフがいるが、この場合はもちろん創世記に出てくるヤコブの息子ヨセフ。エジプトの豊作とそれに続く飢饉をファラオの夢から解き明かし、認められてファラオに次ぐ地位に昇り詰める。ヘブライ人がエジプトで出世した話だが、何年も経ち「ヨセフのことを知らない新しい王」の時代にモーセが登場し、奴隷状態になっていたヘブライ人を引き連れ、エジプト脱出を果たすことになる。


いろんな説があるが、出エジプト記の時代はセティ1世〜ラムセス2世〜メルエンプタハ(いずれもBC13世紀)の3人のファラオが関わっているのではないかと言われている。(この3人のファラオは現在揃ってカイロ博物館のミイラ室に眠っている。メルエンプタハのミイラが他と比べて白いのでモーセを追っかけて溺死した遺体に違いないという、吉村作治が支持する説もある。ホントかよ?)


面白いのは、先のフロイトさん、モーセ=エジプト人説を説いているのだ。(『モーセと一神教』1939)ヘブライズムを根底から揺さぶるような過激な論と見る向きもある。だがエジプト人モーセが一神教を伝えたとするこの説は、異邦人伝道によって世界に広まったキリスト教の視座から見れば、なんら不思議ではない。


写真は白っぽいメルエンプタハのミイラ。どんな夢を見ているのだろう。

 

2011年2月21日月曜日

 
 

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