ゴールドベルク変奏曲
ゴールドベルク変奏曲
日曜はSDGに聴衆として参加した後バルタザールへ。GZを交え拡散・集中しながらあれやこれや。話題の一つは、かつて天才と呼ばれた少年が間違って中年になってしまった時に何をすべきかについて。
GZは最近、バッハのゴールドベルクを演奏しているという。1ヶ月以上、毎日全曲である。写経のようなものなのかもしれない。演奏は運動にも似て、最終的には筋肉の制御だ。毎日、筋肉そのものとそれを制御する神経系を鍛え、いつでも最上のパフォーマンスを発揮できるように待機するのが演奏家の日課と云っても良い。そのための選曲として、ゴールドベルクは相応しいのだろう。
翻り、天才でもない建築家が常に能力を最大限に発揮するためには、日常に何が求められているのか。ほんの少し考えても、やらなきゃいけないことが山のように湧き出てきて気が遠くなる。一つだけ云えるのは、何かを選びそれをひたすら継続するしつこさがなければ、全ては無意味だということだ。
聖書が言うように、継続の目安は40年。
2011年11月28日月曜日