草間彌生

 


草間彌生展@ワタリウム


大画面上で草間彌生がこちらを見ながら「わたし~は~いしになぁ~るう~」と歌っている。作詞作曲ご本人とのこと。しばらくすると服の首周りに無数のガーベラを突き刺し続ける映像。まばたきしない大きな目でにらまれると、笑っていいのか、わるいのか。


「自己消滅するための芸術」をやればやるほど、彼女の存在が周囲と切り離されて強烈に原色で浮かび上がってくる。その二律背反性そのものを作品と呼ぶことを要求されているかのようだ。


「平和のために武器を持って戦う。」「健康のためなら死んでもいい。」というような、どこかがずれているけど指摘するのは憚られるような茶番との違いは何か。

 

2011年11月26日土曜日

 
 

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