ドーハ 2
ドーハ 2
ドーハ@カタールつながり。
サッカーでは「ドーハの悲劇(1993)」がまだ記憶に新しい1999年、そのドーハを首都とする国、カタールに磯崎さんの仕事で関わることになった。首長の従弟である文化大臣、シェイク・サウド—His Excellency Sheikh Saud bin Mohammed bin Ali Al-Thani —寿限無系の長い名前だ、の住宅設計。
彼の国ではスポーツ同様建築の世界でも国籍は関係無いのだろう。日本人だから磯崎さんが選ばれたわけではない。シェイク・サウドがスペイン・ラ・コルーニアで磯崎さんの建物を見て、「これを設計した建築家に自宅を作ってもらおう」と思って依頼して来たのだ。至極まともである。
砂漠なのに多湿という猛烈過酷な環境だ。例えば、冷房をキンキンに効かせて冷えた車のフロントグラスは、雨も降らないのに濡れている。ガラスが冷たく外部の湿度が高いため結露するのだ。快晴なのにワイパーを動かしながら走る車も珍しくない。同じ理屈で、建物から一歩外に出ると瞬間的にメガネが曇り、いくら拭いてもなかなか曇りが取れない。メガネのレンズが冷えきっているからだ。
こんなところでサッカーをするのも命懸けだろう。
設計も命懸けだった。このカタールに足掛け6年以上関わることになる。
書き続けると無限に長くなるので、時々小出しに。
2011年1月24日月曜日