吉田五十八

 


御殿場東山の岸信介邸。設計は吉田五十八。昨年末から公開が始まった。他の吉田五十八作品(というか人物)同様「蝶ネクタイに和の風貌」の印象。


亡くなるまで政治的影響力を持ち続けた邸主には来客が絶えなかったのだろう。実際に中に入ってみると、玄関、居間、食堂など、多くの人が訪れることを前提に計画したことがわかる。住宅とはいえ迎賓館的な内容、スケール感だ。


庭・建物は羊羹の「とらや」が管理しているらしい。同じ庭の中に内藤廣設計の「とらや工房」が佇んでいる。


手入れに鋭く目を光らせていた筈の主人不在の庭は少し寂しそうに見えた。

 

2010年5月13日木曜日

 
 

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