OAZO
OAZO
丸の内の丸善4階で「第2回・世界創作人形展」。井桁裕子さんの新作目当てに出かける。会場に辿り着く前に、夢のような書籍の世界が大きく横たわっていて、何度も立ち止まり足踏みすることになるのがココの問題だ。
あ、四谷シモンだ。「人形界の叶姉妹」ポポヴァ姉妹と話しているぞ。でもこちらは、井桁さんと話しながら会場を廻るのが面白くて、ロシアの双子美人姉妹なんか目に入らないんだもんね。
作者が自分の作品を前にしてしゃべってくれるのは何とも贅沢だが、今回さらに面白かったのは、他の作家(国内外から約40人)の作品もドカッと同時に展示されていて、それらひとつひとつに井桁さんならではのコメントを聴くことが出来たことだ。彼女の話すことは、いつも建築設計の領域に対して鋭く突き刺さる。
夜は恵比寿の「新橋風ワインバー」でSさんと久し振りに会食。流しのギターを伴奏に、カウンターで隣り合わせた年上の女性(80代!)を中心に懐メロの大合唱。こうして日本の夜は更けて行くのだった。
2010年4月29日木曜日