噴火
噴火
アイスランドの火山噴火で飛行機がヨーロッパ上空を飛べなくなっている。1783年、浅間山の噴火噴煙による北半球の日照不足が、農業国フランスに大打撃を与え、火縄くすぶる革命の間接的な引金になったことを思い出しても良いだろう。自然と勝負できる程、人間は強くない。
天地創造の6日目に神は人間を創った。それに先行する5日間で神が自然を創り整えたとする創世記の記述は「人間=自然内存在」という世界観に支えられている。人間は自然の中にあとからやって来た。旧約聖書のことを知ろうが知るまいが、この事実は今も昔も変わりようがない。
「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終るだろう。」(「悲しき熱帯」)
2010年4月19日月曜日