松脂

 


SDGの練習後、コントラバスの松永さんを交えて西荻を攻める。コントラバスという大型船のような楽器を演る方は、クルマを使って楽器と一緒に移動することが多いようだけど、松永さん、今日は電車で練習に来ていたのだ。


BWV12の練習終了後、ビオラ谷口、チェロ大軒の両氏と松永さん、それに極小楽器のボクを加えた弦楽カルテットは西荻南口で乾杯。


松永さんの松脂の話が興味深い。長い弦の振動をコントロールする作業に自覚的なコントラバスの方々は、弓に擦り付ける松脂の粘度/粒子のサイズなどに敏感なのだ。


楽器を始めた時に使い始めた松脂が、練習不足のため今だに残っているボクは、その重要性に今まで気づいてなかったのだけど、そういえば「最初の松脂」はベルナーデルとかいうフランス製の高級品で、メタルケース入りのものは、今では入手困難だということを谷口さんから教えてもらったっけ。楽器や弓は高級品だとホントに高価だけど、どんな高級品でもそれほど高くない松脂にお金をかけるのが費用対効果上良いってことか。残り厚さ1センチぐらいなので、「イザという時にしか使っちゃダメだぞ」と谷口さんに忠告されて以来、モッタイナクなっちゃって一度も使ってません。


「イザ」はいつ来るのだろうか。

 

2010年4月18日日曜日

 
 

◀

▶