冬支度

 


基礎コンクリート打設。地盤を表層改良した後に配筋してコン打ち。重たい基礎ができた。建築は後戻りできない決定の連続の上に建つ。


コン打の作業に立会った施主は、配筋の張り巡らされた敷地を見て「土地だけの時よりも広く感じる」との感想。不思議なことに、工程が進むに従って建築の体感サイズは変化する。


事務所では平面と立面の関係を整理、造園の打ち合わせ、などなど。


Mさん歓迎の会食。移動することについての文化人類学的考察。芭蕉 山頭火 サーカス 移民 伊能忠敬 巡礼 アブラハム 茶の湯 ・・・・


地表や水面に落葉の目立つ季節になった。窓全開の事務所にいると、時に寒さを感じる。夏は心頭滅却して乗り切ったけど、冬に備えてそろそろ暖房方法を考えておかなくてはいけないな。先ず光源をタングステン系に戻すところから冬支度。

 

2010年10月22日金曜日

 
 

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