地盤
地盤
基礎のコンクリート打設前に、地盤面に砕石を敷き詰める。その上から転圧をかけ締め固める。プレートとかランマーとか言う名前の機械を使って、砕石を上からダダダダダダダダ叩くのだ。転圧が終わった砕石の上を歩くと、如何にも固い感じになっている。
靴を履いたままでも「転圧して固くなった」ことが分かるのだから、何百年何千年前の裸足に近い人類は、どの土地が固く建築に適しているか、足の裏の鋭敏な感覚で嗅ぎ取っていたに違いない。
古い建物は大概、しっかりとした地盤の上に築かれている。足の裏の触覚を含む五感と記憶を総動員して、安全な場所を選んでいたのだろう。
わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。
(マタイ7:24)
2010年10月12日火曜日