菊地靖教授
菊地靖教授
の退官記念最終講義とパーティー。ボクの隣で図面を書いてるマキノさんは教授の教え子なので事務局の窓口になってテンヤワンヤだったが、昨日で一段落か?
午前中の用事が早く終わって、最終講義が始まる前の時間をキャンパス内で過ごしてみた。
今井兼次設計の旧図書館(1925年)の大閲覧室が「會津八一記念博物館」の常設展示室として無料公開されている。東洋古代美術、アイヌの服飾品のコレクションがすごい。
最終講義は菊地先生のこれまでの研究とこれからの構想を聴くことが出来、興味深かった。文化人類学者は、フィールドワークをすることによって発言に力が備わる。フィールドワークには総合的な人間力のしなやかさが不可欠だ。菊地教授をはじめとして、一流の文化人類学者は皆、人として魅力的だったに違いない。その人間の魅力が、人をつくり国をつくるスパンの長い大仕事の原動力であることをこの最終講義で教えられた。
パーティーでは教授のご希望にお応えして、ワセオケOBでにわか作りの弦楽カルテットをご披露。1級上の伝説の名手たち3人に何故かボクが紛れ込んでモーツアルトのディヴェルティメント(K.136)を演るハメに。バロックヴァイオリンでやらせてもらったのだが、やっぱりモダンにした方が良かったかも。テニスの試合に卓球のラケットを持って出てしまった感じになって1級上の皆さんの視線がイタかった。ごめんなさい。でも楽しかったです。
2010年1月28日木曜日