背表紙

 


引越から3週間ほど経って、ようやく全ての本とCDが段ボールから出て来た。


並べる順番が整理されていない本の背表紙をランダムに眺めていると、今までの人格形成というか、思想信条というか、これまで歩んで来た道が瞬間的に俯瞰出来るので、相当恥ずかしい。なるべく人には見せたくないなあ。


CDの方は、背の部分が小さすぎてザッと眺めても、記憶にはつながりにくい。忘却力がついてきて、いちいち12センチ角ほどのジャケット部分を見ないと、どんなCDだったのかおもいだせないこともある。


本のタイトルはその内容を反影している事が多く背表紙を眺めるだけで瞬間その本の中に飛び込めるが、CDのタイトルは曲名と演奏者という「記号」である事がほとんどで、それがどんな曲・演奏内容なのかを文字で表しているものは稀だからかもしれないが、単に音に関する記憶力に問題があるのかもしれん。

 

2009年9月3日木曜日

 
 

◀

▶