鈴木五郎2
鈴木五郎2
「ギャラリー五郎」で「鈴木五郎新作展」。オープニングの26日に、作家御本人が来ると言うので訪ねてみた。
五郎さんはいつも飄々としていて、いたずら小僧のような眼で笑う。今回の新作展もいつものように、期待を裏切らず、予想もしない作品を見せてくれた。
L.A.でつくった「ロス織部」のぐい飲み。魔術のようなロクロで、数秒でぐい飲みをつくったあと、それより少し小さいぐい飲みを光速でつくる。二つを重ねて、口の部分を合わせれば、空洞を内包したぐい飲みがあっという間に出来る。絵付けをして焼いて完成。
外見のふくよかさとはウラハラの、思いもかけぬ軽さに驚く。女性的な柔らかさは、焼き物である事を忘れさせる。ニヤッと笑う五郎さんがいる。
2009年6月27日土曜日