或る日の韓国料理。

蒸鳥とクラゲ。キュウリ、トマト添え

ピータン豆腐。干しエビザーサイソースがけ

豚カルビチム

鯛の煮付韓国風

ネギのキムチ

白ワイン、麦焼酎

五穀米

完璧！アガシ、ごちそうさまでした。

献立を考え、材料を揃え、料理し、食べ、血となり肉となる。食の流れは、計画し、施工し、竣工し、生活するというイエ創りの過程と対比できる。食（建築）の目的が、単に食べた（竣工の）瞬間の快楽達成であるなら、食べた（建てた）後は空しい。食べて（建てて）カラダのためになったか、問うことも必要だろう。

数奇屋の棟梁は、竣工した建物を引き渡す時、説明書に「つくって半分、育てて半分」と書くという。イエもカラダも、使い始めてからのメンテナンスが重要だ。