若い友人・見城ダビデ君の展示会に行く。ダビデ君はメッセンジャーバッグを縫う担当。もう一方、はぎやまたかひろさんは画家でバッグ素材にシルクスクリーンで絵を刷る担当。この二人が実際にライブでカバンを作る作業を披露する趣向だ。
はぎやまたかひろさんの刷った生地が、ダビデ君のミシンとハサミによってみるみる形になって行く。縫う・切るという作業が、絵の具を塗り重ねていく描き方と違うのは、やり直しのきかない意志決定の連続だということ。
ノミをふるって、木を削る作業あるいはモザイクタイルで絵を描く、一発勝負のやり方に近い。
職人が目の前で動く姿は人を感動させる。