レヴィ=ストロース

 


この日記でレヴィ=ストロースに触れたら(10月29日)、翌10月30日に亡くなってしまった。もうすぐ101歳だった。


僕らも名前ぐらいは知っているフランスの知識人たちと同じ場所で生きた同世代だったというから、人生がそのまま歴史になった人だ。バタイユ、バルト、サルトル、カミュ、メルロ=ポンティ、フーコー、ボーヴォワール・・・・ 巨匠相まみえて、いったい、どんな会話をしていたのだろうか。


建築の世界には、今もオスカー・ニーマイヤー101歳が長寿大王として君臨している。ルイ・カーンやフィリップ・ジョンソンと同世代、ル・コルビュジエとも協働。歴史の化身。


この二人、必ずしも主流とは言えない道を歩みながら、周縁から中央に向かって鋭く衝撃的な発表をし続けていた。単なるブームではない影響を、現在までボクらにジワジワ与えている。


長寿だからそれが可能なのか、それをし続けたから長寿なのか。


(写真はマキノ君ではありません。)

 

2009年11月5日木曜日

 
 

◀

▶