日曜日。朝は雨、昼前から快晴。高温、高湿度。韓国も梅雨に入っているのだろう。

韓国で教会設計の仕事が始まる。以前ソウルでオフィスを改装コンバージョンした礼拝堂を設計したが、今回は韓国における初めての建築設計だ。

住宅同様、教会建築は関わる全ての人たちが人生を注ぎ込んで「神の家」実現のために打込む。その信仰と熱意にどれだけ応えられるか。

これまで練ってきた構想を、礼拝後教会員の前で説明。彼らが自分も当事者であることに気づく瞬間にこちらも責任あるものとして立会うことになった。

建築はこのような時間の積層でもある。韓国では極めて短時間で積み重なって行くだろう。パク・チソン並みの躊躇しない怒濤の推進力と、こちらの構想の波をどうシンクロさせるか。