携帯を買い替えた。何年振りかも覚えてない。

「movaはシーラカンスです。もうすぐサービス打ち切るから買い替えなさい」とdが臆面も無く言って来たから、aに乗り移ることにした。

国内外で電話が使えるだけの最小限の機能と、こないだ壊れた小型デジカメの代わりになるカメラがついていれば充分。「テレビやお財布にもなって、電車や飛行機にも乗れて、そのうち掃除や洗濯もやってくれるかも」的なものは使いこなす可能性が皆無。スマートフォン持ってるとそれだけで人物評価ウナギノボリ的な風潮もこちらとは無縁。

出来るだけ単純なものを選んでみたものの、なんだかなぁ。いろんな大人の事情があるのだろうけど、携帯には手元においておきたくなるような質のものが全く無いのはどうにかならんのだろうか。毎日持ち歩き手に触れるばかりか、敏感な耳にまで接してくるものなのに。

短いサイクルで新製品を発表し続ける、作り手側の市場原理主義の疾走は、追いかけるのが難しい。